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2015年5月20日 (水)

ヘリサート(リコイル/スプリュー)を試してみる

 ネジ山をダメにした場合の修正に使われるヘリサートには以前から興味がありましたが、手始めセットのようなものは意外と良いお値段で、実際には必要無かったということもあり今まで手にしたことはありませんでした。今回、3mmネジの通し穴に3mmのネジをねじ込みたいという状態が発生し、ちょっと調べてみたところ、ある程度の工夫で安く済ませられそうな感じでしたので、早速試してみることにしました。

Srimg0255 こちらが3mm用のコイルになります。長さ(高さ)はいくつかあり、とりあえず1.5Dと2.0Dを購入してみました。10個で¥300程度で購入できます。素材はステンレス線で、コイル状に巻かれている線はちゃんとネジ山のように菱形断面になっています。

Srimg0242 続いて必ず必要になる専用タップです。特にメーカーによる差のようなものは無さそうな感じで、ヤマワ製を購入しました。¥1,000程度ですので大きな出費ではありません。


Srimg0237 左が普通のM3タップ、右がコイル用タップです。二回りほど太くなっていて、当然ながらピッチは0.5mmでM3ネジと同じです。


Srimg0243 コイルねじ込み用のツールは折れた精密ドライバーの柄を使って自作しました。先端を細くして溝を入れただけですが、M3程度のサイズであれば大丈夫じゃないかと思われます。

Srimg0245 コイルの先っちょ部分に溝を引っ掛けて回しますが、コイルを絞りながらねじ込んでいきますので、ツール先端はM3ネジ下穴サイズ2.5mmより少し細くしておきました。入れ終えたら先っちょを小突くとポロッと折れて出来上がりです。

Srimg0246 ラジコンのアルミ部品に取り付けることを想定し、適当なアルミにM3通し穴相当の3.1mmで穴をあけています。ちょうどコイル用タップの下穴サイズと同じですので、通し穴のあるパーツにはそのままタップを切れば良さそうな感じです。

Srimg0247 タップを切り終わったところです。ヤマワやOSGといったちゃんとしたメーカーの新品タップはキレが良くて気持ち良く作業できます。(^^)


Srimg0252 ちょっと良く見えなくなっちゃいましたが、コイルのねじ込みが終わったところです。割りとツラに合わせてねじ込んだつもりでしたが、思ったより中に入ってしまいました。知らないうちに余計にねじ込んだか、コイルの特性によるものかは分かりません。中に入れる前と比べるとかなり細くなるようです。

Srimg0250 出来上がったネジ山にM3ネジをねじ込んでみました。予想以上にしっかりした手応えで、これならガッチリねじ込んでも問題無く使えそうです。ネジ山が緩くなったりダメになったりした場合も、コイル用タップの下穴で元のネジ山を一掃してから新しくステンレスのネジ山を作ることになりますので、なかなか気持ち良く修正できそうな感じです。

 ダメにしちゃったネジ山を何とか使うためのごまかしツールだと思っていたらとんでもない、敢えてコレを埋め込んでおいても良いと思える非常に役に立つものでした。(^^)

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